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「千一夜館の殺人/芦辺拓」

千一夜の館の殺人 (カッパ・ノベルス)posted with amazlet at 09.05.21芦辺 拓 光文社 売り上げランキング: 507298Amazon.co.jp で詳細を見る久々に芦辺さんの本を読ませていただきました。 新島ともか危機一髪! なストーリーです。

海堂尊の本、3冊

昨年、「チーム・バチスタの栄光」は、時間切れで半分まで読んだところで、図書館に返却し、再予約中。 先に、その続編を読んでしまいました。 左側2冊は宝島社から、最後の本は角川からなんですが、ストーリーには関連があります。 「ナイチンゲールの沈黙…

「ボトルネック/米沢穂信」

>二年前に死んだ恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、バランスを >崩して崖から落ちてしまった……はずだった。が、気づけば見慣れ >た場所にいた。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはず >の「姉」に出迎えられる。どうやらここは、「僕の産まれな…

「クドリャフカの順番/米澤穂信」

>待望の文化祭。だが、折木奉太郎が所属する古典部では大問題が。 >手違いで文集を作りすぎてしまったのだ。古典部の知名度を上げて >文集の完売を目指すため、奉太郎たちは学内で起きた連続盗難事件の >謎に挑むことに! (WEB KADOKAWAより) 物語が、古典…

「夏期限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信」

「春期限定いちごタルト事件」につづく<小市民シリーズ>2冊目。 前作で小鳩くんと小佐内さんのキャラ(抑えている性格?)は、 分かっているので、それがどんなふうに物語の中で出てくるのかを いろいろ予測しながら読んでました。 この2人は“恋人関係”…

「愚者のエンドロール/米沢穂信」

>文化祭の準備に追われる古典部のメンバーが、先輩から見せられた >自主映画。廃屋で起きたショッキングな殺人シーンで途切れたその >映像に隠された真意とは!? (角川文庫サイトより)古典部シリーズ2作目 う〜ん。 トリックの解決について、ちょっと納得…

「オーデュボンの祈り/伊坂幸太郎」

>コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島に >いた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間 >ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」 >殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日…

「木製の王子/麻耶雄嵩」

>比叡山の麓に隠棲する白樫家で殺人事件が起きた。被害者は一族の若嫁 >・晃佳。犯人は生首をピアノの上に飾り、一族の証である指環を持ち >去っていた。京都の出版社に勤める如月烏有の同僚・安城則定が >所持する同じデザインの指輪との関係は? 容疑者全…

「氷菓/米沢穂信」

>何事にも積極的に関わらない奉太郎が、姉の命令で入部させられた >古典部で、部員の少女の叔父が関わった三十三年前に起きた事件の >真相に迫る。 >省エネ少年と好奇心少女が繰り広げる青春ミステリー。 (角川書店サイトより) 主人公・折木奉太郎のキャラ…

「春期限定いちごタルト事件/米沢穂信」

高校生になったばかりの小鳩常悟朗は小佐内ゆきと共に、「小市民」となることを目指し日々過ごしています。 つまり、人より目立たず、地味に周りに溶け込んで暮らすことを望んでます。 しかし、日常にも謎は転がってます。 美術部に残された2枚の絵の謎、美…

「鴉/麻耶雄嵩」

弟・襾鈴(アベル)の死の謎を追い、兄・珂允(カイン)は地図にない異郷の村に潜入した。襲う鴉の大群。連続する殺人事件。メルカトル鮎が導く逆転と驚愕の大結末。97年、NO.1ミステリに輝く神話的最高傑作!(幻冬舎サイトより) 物語の最後で、それまでの…

「ηなのに夢のよう/森博嗣」

読み終わりましたが、中途半端やなぁ。 ハウダニットが、解決されていないような。 暗躍しているものは、いろいろと動いちゃいるんだけど、それは今後の流れでどうなるんだか。 将来的に、萌絵対四季の対決があるとして、どっちが勝つんだろう? それに、そ…

「犬はどこだ/米沢穂信」

進学校〜一流大学〜銀行マン とエリートコースを歩んでいたのに、体調を崩して退職し2年間引きこもっていた紺屋長一郎。社会復帰のリハビリの目的で彼が始めたのは、という犬を捜す商売。 しかし、友人の宣伝でやってきた依頼人は、孫娘を探してくれという…

「Kの日々/大沢在昌」

木は、裏世界の探偵。「木」という名前だって、本名ではない。記号みたいなもんである。 ある日、木に仕事の依頼が入る。 輸入雑貨屋を営むKという女性の身辺を調査して欲しい というもの。 依頼者の坂本と花口は、丸山組という暴力団の元組員で、3年前、…

「ソフトタッチ・オペレーション/西澤保彦」

昨年末から運良く西澤保彦の「チョーモンイン・シリーズ」を読んでました。 しかし、「人形幻戯」と「生贄を抱く夜」の2冊は、ちょっと物足りなかった。 理由は、このシリーズの主たる登場人物たち(保科匡緒、神麻嗣子、能解匡緒、遅塚聡子)の目で物語が…

「犬坊里美の冒険/島田荘司著」

『龍臥亭事件』で登場し、御手洗が日本を離れた後の石岡の心の支えとなった犬坊里美が、司法修習生として岡山へ戻り、そこで死体消失の謎に関わります。 おもしろくて、一気に読まされてしまいました。 トリック自体は予想のつくものですが、ストーリー展開…

『親不孝通りラプソディー /北森鴻』

いや〜、おもしろかった! 『親不孝通りディテクティブ』のテッキとキュータの若かりし頃の物語です。 お調子者のキュータが、美人局に引っかかり、大金を要求され、目をつけたのが、地元の信用金庫の裏金を強盗すること。 キュータの友人が、警察の射撃訓練…

「あなたがいない島/石崎幸二」

おもしろかった! 主役3人のドタバタでマニアックな会話に爆笑しながら、最後には 事件の裏にある深い深い真相に喜ばせてもらいました。 “今後の本格は、霧舎巧に期待するしかない”と思っていたので、 この作家を教えてくれた友人に感謝です 問題は、新作が…

「λに歯がない/森博嗣」

単独の推理小説としては、“なんやねん、こりゃ!”という内容なんですが、シリーズとしては“おもろー”なってきたかな。 暗躍しているものの存在が描かれてますからね。 ただ、それが真賀田四季絡みなのか、そうじゃないのか というあたりは、はっきりしてない…

「ハリー・ポッターと謎のプリンス/J.K.ローリング」

半年待って借りた本を2日で読んでしまった。。。 まぁ、児童書だし漢字も少なかったし。(笑) 次の作品でシリーズ完結らしいので、そこへ向けて問題積み残しで終わっちゃいました。すっきりしない感想なんですが、仕方ないですな。

「中途採用捜査官 SAT、警視庁に突入せよ!/佐々木敏」

前作、「中途採用捜査官 @ネット上の密室」がおもしろかったので、さっそく図書館で借りてきました。 登場人物は、前作とほとんど同じ。 今回は、テロリストと名乗る集団が、警視総監を含む幹部を人質にして警視庁を乗っとります。 犯人から、交渉役に指名…

「九月は謎×謎修学旅行で暗号解読/霧舎巧」

今回は、暗号解読がテーマ。 しかし、さすがは霧舎巧!京都の事件を棚彦と琴葉が、遠く離れた霧舎学園の事件を頭木先輩が、同じ暗号を持って解読してゆきます。“随所にカギが隠されている” そんな感じの本格ミステリーです。

「神様ゲーム/麻耶 雄嵩」

小学四年生の芳雄の住む神降市で、連続して残酷で意味ありげな猫殺害事件が発生。芳雄は同級生と結成した探偵団で犯人捜しをすることに。そんな時、転校してきたばかりの鈴木君に、「ぼくは神様なんだ。猫殺しの犯人も知っているよ。」と明かされる。嘘つき…

「中途採用捜査官 @ネット上の密室/佐々木敏」

警察に実在する、普通のサラリーマンを2〜3か月研修しただけで刑事にする「特別捜査官」制度。会社をクビになったSE・結城が、この特別捜査官に応募し、選抜され訓練され、刑事になって元の職場の犯罪を暴くまでを、魅力ある登場人物とユーモアあるストーリ…

「半島を出よ/村上龍」

時代は、近い将来の想定。 北朝鮮の選りすぐりの武装兵士9人が、開幕戦の福岡ドームを武力占拠します。 彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗り、日本政府に対しドームの観客を人質に、2時間だけ九州管区のスクランブル発進を控えるよう要求します。 突然の出来…

「摩天楼の怪人/島田荘司」

昨年出版された御手洗シリーズの最新刊。舞台はNY。 石岡は登場せず御手洗は、『コロンビア大助教授』として紹介されます。 “あれ?ウプサラ大じゃなかったっけ?”と思っていたら、なんと時代は1960年代! そう!この作品は「占星術殺人事件」で御手洗が登…

「十二枚のだまし絵/ジェフリー・アーチャー」

十二枚のだまし絵 12作品からなる短編集で、原題は「Twelve Red Herrings」となっています。 そんなわけで、“意外な結末の連続?めっちゃ本格?”などと期待しすぎてしまいました。(^^ゞ 「高速道路の殺人鬼」や「眼には眼を」などは、おもしろかったのですが…

「おばちゃまは飛び入りスパイ/ドロシー・ギルマン」

ミセスポリファックスシリーズの1冊目。 夫を早くに亡くし、子供たちも独立し、それなりに楽しく隠居生活をしていたポリファクスおばちゃまが、突然、CIA本部でスパイ志願します。 当然、断られるんですが、ちょっとした手違いから、希望が叶い任務遂行…

「亡命者 ザ・ジョーカー/大沢在昌」

シリーズの2冊目です。 「殺しは仕事にしたことがない。殺しをしなかったとはいわないが」。あらゆるトラブルを請け負う男、ジョーカー。着手金は百万円、唯一の連絡場所は六本木のバー。 収められているのは短編6作。 どの作品もあっさりと読めてしまうの…

「モロッコ水晶の謎/有栖川有栖」

国名シリーズ第8弾有栖川も苦戦してますねぇ 収められた作品は4つ。 「助教授の身代金」、「ABCキラー」は、良いんだけど、謎解き後の爽快感が欲しかったかなぁ。 「推理合戦」は、被害者のいない、楽しい作品。 表題作「モロッコ水晶の謎」は、ミステ…